千花

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ご挨拶

そして、これから




鴨川のせせらぎと、東山の夕映えにかがやく、
京都祇園  四条通沿いの細い路地の中・・・
千花の赤いちょうちんに灯が燈ったのは戦後まもない
昭和21年(1946年)に遡ります。

 

ご挨拶

 

創業者である父 永田基男が復員後、ふとした縁で混沌とした世の中ではありましたが、この地で包丁を握ることになり、お客様に足を運んでもらいたい、喜んでもらいたいの一心で独学でひたすら料理の道を歩み始めました。

 

ご挨拶

 



お客様と対峙する板前割烹のスタイルをこの上なく愛し、
食材を吟味し、余計な演出はせず 美味しいものを少しずつ、
一皿 一椀の小宇宙に自身の想いを込めたその料理は、
後年 内外の料理人の方々に影響を与えたようです。

 

昭和63年(1988年)、店舗を改築し、日本の誇りとも言うべき檜の一枚カウンターを据え、父がこだわり続けた骨董と呼ばれる器の数々を目の前でご覧いただけるようにしました。
私も父と同じ道を歩み始めて30数年。
父は平成18年(2006年)に他界しましたが、父の料理に対する精神を忘れることなく、そして新しい風も取り入れながら 今日もお客様の心に寄り添う一皿を目指しています。
移り往くときを静かに受け止め、今までと変わらず、一歩ずつ 前へ 上への気持ちを持ち続ける店でありたいと思っています。

千花 主人  永田雄義